原田左研では2013年2月1日に実演講習会『壁のサンプル取り講習会in致道館』を開催しました。
大分県速見郡日出町にある県指定文化財『致道館』
老朽化により修復作業を行うため、現在解体工事の真っ最中。
遠くは鹿児島から長崎など九州圏内各地から現役左官職人の集まりました。
Facebookからの告知でしたので、皆さまに情報が届かなく申し訳ございませんでした。
生ライブもお試しで実験、生配信してみました。
日々、挑戦を忘れない!! IT左官屋『原田進』の第一弾と試みとなりました。
当日は、大きく分けて3項目の講習を行いました。
講習会の内容は、主に文化財などに活用できる土のサンプル収集に関してでした。
1、致道館の壁サンプル取り選別
初歩的な道具の確認や養生など、職人としての基礎の部分を再確認する内容と
壁を剥がし取る前段階の確認方法などを説明
2、壁にはどんな材料がどのくらいあるの??
土壁を剥がして、一層一層の違いと、60年前の左官職人さんが作業をした時の藁の量や砂、土の種類を確認しながら勉強しました。
壁の中から茶碗の破片なんかも出てきたりします。
3、解体工事の方法
最後は中塗り・荒壁の順番で壁を剥がして、それぞれの素材を分別し、再現性を確保するために、綺麗に保管し管理してます。